ライフスタイル&ヘルス2023/2/28 更新
お中元をいただいた際、「お返しは必要なのかな......?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで本記事ではお中元にお返しの品は必要かどうかや、実際にお返しをする際のポイントをわかりやすく解説。お返しをする際のマナーも紹介するので、ぜひチェックしてください。
お中元をいただいたらお返しをする必要があるのでしょうか?結論から述べると、お中元をいただいたからといって、必ずお返しをする必要はありません。
もともとお中元は日頃の感謝の気持ちを込めて、目下の人から目上の立場の人に対して贈るものとされています。そのため、必ずしもお返しをする必要はないのです。
ただし、お中元をいただいた際は相手に感謝の気持ちを伝えるのがマナー。品物が届いたらお礼状を送り、「荷物が届いたこと」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
お中元に必ずしもお返しは必要ありませんが、"お返しをしてはいけない" という決まりがあるわけではありません。親しい間柄の方や目上の方からお中元をいただいた場合や、高額な品物が贈られてきた場合などは、「お返しをしたい」と考えるのは自然なこと。
そういった場合はお返しの品物を贈っても問題ありません。そうすることで、相手により感謝の気持ちを伝えやすくなるでしょう。
お返しの品物は "お中元の品物を受け取ってから少し時間をあけてから送る" のがベター。お中元をいただいてからすぐにお返しをすると、相手に形式ばった印象を与えたり、「もしかして気を遣わせてしまったのかな......」と思わせてしまったりするかもしれません。
そのため、お返しはお中元を受け取ってから1週間~3週間程度を目安に送るといいでしょう。お礼状と品物を別々に送る場合は、お礼状を送ってから1週間くらい間をあけてお返しの品を贈るのがおすすめです。
時間をあけたためにお中元の時期を過ぎてしまうこともあるでしょう。その場合は熨斗(のし)の表書きを変えて、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として送れば大丈夫です。
立秋(8月7日頃)の前日までなら「暑中見舞い」として、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」として送りましょう。表書きは暑中見舞いは「暑中御見舞」、残暑見舞いは「残暑御見舞」と書くのが一般的です。
お中元のお返しの金額相場は、いただいたお中元の半額~同額以下くらいが目安。相手との関係にもよりますが、いただいた品物よりも安いものを選ぶのが一般的です。
いただいた品物よりも高額なものを贈ると、「次回からお中元を贈らないでください」という意味になり、相手に対し失礼にあたります。目上や目下の人など、自分と同等ではない立場の人にお返しをする場合は、必ずいただいた品物よりも安いものを贈るようにしましょう。
ただし、相手が親しい友人や同僚の場合は、いただいた品物と同額程度の品物を贈っても問題ありません。
実際に「お中元のお返しを贈ろう」と決めたら、気になるのがその際のマナー。お中元のお返しを贈る際にはいくつかのマナー・ポイントがあります。しっかり確認して、相手に失礼がないようにしましょう。
前述したとおり、お返しをする場合でもお中元をいただいたらなるべくすぐにお礼状を送りましょう。お礼状を送ることで感謝の気持ちや「品物を受け取りました」ということを相手に伝えることができます。
お礼状は「縦書きの封書」がもっとも丁寧ですが、はがきや横書きの手紙で書いても問題ありません。ビジネス関係なら丁寧に縦書きの封書、親しい間柄ならよりカジュアルにはがきや手紙で、というように使い分けてもいいでしょう。
▼お礼状のマナーや書き方は下記の記事を参考に
お返しの品物には挨拶状や送り状を添えて送るのがマナー。記載した挨拶状・送り状は必ず封書に入れて品物に添えましょう。
お中元へのお礼はお礼状で済ませているので、添え状にあらためて記載する必要はありません。時候の挨拶や相手の健康を気遣う言葉など、シンプルな文面を意識しましょう。
もしもお店や通販サイトから品物を直接相手に送る場合は、店舗が添え状に対応してくれるかどうかを確認します。対応がむずかしい場合は、品物よりも先に送り状が相手に届くよう手配しておくと親切です。
送り状で「いつ頃、どんな品が届くか」を知らせておくことで、相手が不在で受け取れなかったり、冷蔵庫に保存場所がなくて困らせてしまったり、といった事態を避けられます。
お中元と同じく、お返しの品物にものし紙をかけ、表書きを書くのがマナー。お中元の時期にお返しの品を送る場合は、表書きを「お中元」「御中元」と書くのが一般的。先述のとおり、時期を過ぎてしまったら表書きを「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として送りましょう。
目下の人にお返しをする場合や今年だけお返しをしたい場合は、表書きを「お礼」「御礼」とすることも。基本的にお中元・お歳暮など季節の挨拶は毎年送るものなので、一度きりの贈り物にしたい場合は表書きを「お中元」ではなく「お礼」としておいたほうが無難です。
お中元をいただいたからといって、必ずしもお返しの品物を贈る必要はありません。もしもお返しの品を贈る場合は金額相場や時期、マナーに注意して、相手に失礼のないようにしましょう。ご紹介した内容を参考に、お互いが気持ちよくやり取りできるように心がけましょう。
※商品情報や販売状況は2023年02月28日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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