ライフスタイル&ヘルス2023/5/23 更新
焼酎はどんな飲み方がお好きですか?定番の水割りやお湯割り以外にも、焼酎は飲み方や割り方のバリエーションが豊富です。この記事では、焼酎の種類をはじめ、基本の飲み方からアレンジ術まで手順付きで詳しくご紹介します。今まで知らなかった飲み方もぜひチェックしてくださいね。
焼酎は日本の伝統的な蒸留酒です。主にさつまいも、麦、米、黒糖、そばなどの原料を糖化・発酵・蒸留させて造られ、原料や製造方法の違いにより、多彩な味わいの焼酎が生み出されます。
焼酎の産地は日本全国におよび、地域の風土や個性が焼酎にも反映されるのが特徴です。特に、九州地方は焼酎の名産地として知られています。
アルコール度数は銘柄により異なりますが、20~25度ぐらいのものが一般的。アルコール度数が高いため、飲み方や割り方の選択肢も多彩です。初心者からお酒の上級者までそれぞれのスタイルで楽しめることが、焼酎の魅力といえます。
焼酎の種類は、製造方法の違いにより「甲類焼酎」「乙類焼酎」「混和焼酎」に分けられ、また原料の違いによる分類方法もあります。
焼酎の蒸留方法の違いに着目して分類する方法です。それぞれの特徴をご紹介します。
甲類焼酎とは、連続式蒸留機で蒸留されたアルコール度数36度未満の焼酎のこと。ひとつの蒸留機で蒸留を繰り返すため効率がよく、大量生産が可能です。すっきりとマイルドなタイプに仕上がります。
乙類焼酎とは、単式蒸留機で蒸留されたアルコール度数45度以下の焼酎のこと。本格焼酎とも呼ばれます。原料を一度しか蒸留しないため、原料の風味がしっかりと感じられる個性的な味わいが特徴です。
甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドしたものが混和焼酎です。両者の特徴を生かし、飲みやすさと個性を兼ね備えています。
混和焼酎は、甲類焼酎または乙類焼酎のうちどちらの割合が多いかで、呼び名が変わります。甲類焼酎の割合が多いものは「焼酎甲類乙類混和」、乙類焼酎の割合が多いものは「焼酎乙類甲類混和」とラベルに表記されます。
原料別に焼酎を分類する方法です。ここでは主な種類と特徴をご紹介します。
さつまいもを原料とし、濃厚な甘い香りが特徴的。比較的、クセが強めのものが多いです。
大麦を原料とし、麦の芳ばしい香りが感じられ、すっきりとして飲みやすい焼酎です。
米を原料とし、まろやかな甘味やフルーティーさ、口当たりのよさが持ち味です。
黒砂糖を原料とし、ほのかな甘味とコクがあり、軽快な飲み心地です。
そばの実を原料とし、クセが少なくマイルドな味わい。飲み口はあっさりとしています。
焼酎の飲み方は、定番のロックや水割り、お湯割りだけではありません。まずは、基本の割り方・飲み方をおさえておきましょう。お酒の強さや好みに応じて、楽しみ方は自在です。
焼酎を常温でそのまま飲むスタイルです。焼酎本来の風味や余韻をダイレクトに味わえるのが醍醐味。アルコール度数が高いため、上級者向けの飲み方です。
1. 適量の焼酎を注ぐ
3. チェイサー(水や炭酸水など)を用意する
氷を入れたグラスに焼酎を注ぐ、通好みの飲み方。最初は焼酎の香りや味わいが強く感じられ、氷が溶け始めると徐々にやわらかな味わいへと変化していきます。
1. グラスに大きめの氷を入れる
2. 焼酎を適量注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
4. チェイサーを用意する
氷を入れたグラスに焼酎を注ぎ、水で割る飲み方です。水の量を加減することで、好みの濃さに調整できるのがポイント。初心者の方から飲み慣れた方まだ、どんな方にも向いています。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を適量注ぐ
3. マドラーで混ぜる
4. 水を加える(焼酎6:水4、または焼酎5:水5を目安に)
5. マドラーで混ぜる
焼酎をお湯で割って飲むスタイルです。お湯で割ると香りがより引き立ち、梅干しを加えるのもおすすめ。梅干しの香りや酸味が焼酎の刺激をおさえ、ぐっと飲みやすくなります。
1. 耐熱グラスに80℃前後のお湯を入れる
2. 焼酎を注ぐ(焼酎6:お湯4、または焼酎5:お湯5を目安に)
3. マドラーで軽く混ぜる
焼酎をソーダや炭酸水で割ると、爽快な飲み心地に。チューハイとも呼ばれ、お好みでレモンを添えると爽やかさがアップします。焼酎を飲み慣れていない方にもおすすめです。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を適量注ぐ
3. マドラーで混ぜる
4. ソーダや炭酸水を加える(焼酎1:ソーダまたは炭酸水3を目安に)
5. マドラーでゆっくり1~2回混ぜる
あらかじめ焼酎を水で割り、寝かせてから飲むスタイルです。寝かせる期間は3日から1週間ほど。焼酎と水がよくなじみ、味わいがまろやかになります。
1. 焼酎を水で割り、割り水を作る(焼酎6:水4を目安に)
2. 常温のまま3日から1週間ほど寝かせる
焼酎は、基本以外の飲み方・割り方にも注目です。初心者向けのものから通好みのもの、ちょっと意外な変わり種も。いつもとは違う飲み方にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
緑茶やウーロン茶など、さまざまなお茶で焼酎を割る飲み方です。緑茶ハイ、ウーロンハイなどとも呼ばれます。お茶の香りで焼酎のクセがおさえられ、和食ともよく合うテイストに。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
4. 冷やしておいたお茶を注ぐ(焼酎1:お茶1、または焼酎1:お茶2を目安に)
5. マドラーで軽く混ぜる
焼酎を梅酒で割るスタイルです。もともと甲類焼酎に梅を漬けて造られる梅酒は、焼酎とは好相性。梅酒のほのかな甘さで飲みやすくなります。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
4. 梅酒を加える(焼酎3:梅酒1を目安に)
5. マドラーで軽く混ぜる
iStock.com/Michelle Lee Photography
焼酎の水割りにりんご酢を加える飲み方。爽やかでさっぱりとした味わいになりますよ。酸味をおさえたい場合は最後にはちみつを入れましょう。水割りではなく、お湯割りやソーダ割りに変えてもOKです。
1. 焼酎の水割りを作る
2. りんご酢を適量注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
焼酎をグレープフルーツジュースやオレンジジュースなどで割ることも可能。フルーツの爽やかな酸味や甘味が加わることで、飲み口がよくなります。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を注ぐ(45ml)
3. マドラーで軽く混ぜる
4. 冷やしておいたフルーツジュースを加える(75ml)
5. マドラーで軽く混ぜる
意外な組み合わせのようですが、焼酎を牛乳で割る飲み方もあります。味わいがまろやかになるため、焼酎のクセが苦手な方にもおすすめです。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
4. 牛乳を加える(焼酎1:牛乳2を目安に)
5. マドラーで軽く混ぜる
焼酎をコーヒーで割るスタイルです。コーヒーの香りや苦味が心地よく、深みのある味わいに。缶コーヒー(無糖)や冷ましたドリップコーヒーを使っても大丈夫です。
1. グラスに氷を入れる
2. 焼酎を注ぐ
3. マドラーで軽く混ぜる
4. コーヒーを加える(焼酎1:コーヒー3を目安に)
5. マドラーで軽く混ぜる
焼酎の水割りやお湯割りに、しょうがの搾り汁を加える飲み方です。しょうがの辛味や風味が焼酎の旨味にプラスされ、ひと味違う味わいに。お好みではちみつを加えると味がまろやかになります。
1. 焼酎の水割りまたはお湯割り作る
2. しょうがをすりおろして入れる(小さじ1/4杯が目安)
3. マドラーでかき混ぜる
4. お好みではちみつを加える(小さじ1杯が目安)
5. マドラーでかき混ぜる
焼酎の水割りに大葉と赤唐辛子を加える飲み方です。ユニークなネーミングは、大葉と赤唐辛子が水草と金魚を思わせることから名付けられたもの。大葉の香りと赤唐辛子の辛味がアクセントです。
1. 焼酎の水割りを作る
2. 大葉と赤唐辛子を入れる
焼酎のロックにきゅうりのスティックや輪切りを加えると、同じウリ科のメロンのような風味が感じられます。きゅうり好きの河童にちなんだネーミングもユニークです。
1. 焼酎のロックを作る
2. きゅうりをスティック状もしくは輪切りにして入れる
クラッシュドアイスで作る焼酎のロックにミントの葉を加えると、ちょっとおしゃれな雰囲気に。キリリと冷えた焼酎の味わいにミントの爽やかな香りがよく合います。
1. グラスにクラッシュドアイスを入れる
2. ミントの葉を多めに入れる
3. 焼酎を適量注ぐ
4. マドラーで軽く混ぜる
5. チェイサーを用意する
焼酎はいつも同じ飲み方ばかりしてしまうという方も、ちょっと苦手意識があるという方も、新しい飲み方を試してみませんか。焼酎の個性を生かしたり、逆にやわらげたりするのも、飲み方や割り方次第です。自分がおいしいと思う飲み方を見つけて、焼酎ライフを楽しんでくださいね。
※商品情報や販売状況は2023年05月23日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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