ライフスタイル&ヘルス2023/5/25 更新
日常の食事に欠かせない味噌汁ですが、具材に悩むことはありませんか?味噌汁のレパートリーが増えれば、毎日の献立作りも少し楽になるかもしれませんね。この記事では味噌汁の具材について定番から変わり種まで一挙ご紹介!家庭で試したいいろいろな種類の具材に加え、地域特有の味噌汁も紹介します。
毎日食べる味噌汁、豆腐やわかめ、ねぎなどの定番の具材も美味しいのですが、いつも同じでは飽きてしまいますよね。家庭ごとに味や具材の傾向がある味噌汁ですが、思い切って新しい種類の味噌汁を味わってみるのもおすすめ。
この記事では、家庭でも作れるいろいろな種類の味噌汁や地域特有の味噌汁などを紹介します。ぜひ新たな家庭の味となる味噌汁を探してみてくださいね。
味噌汁の具材として、必ず野菜を入れる方も多いかもしれませんね。野菜の味噌汁は普段の野菜不足の解消にも役立ちます。それでは味噌汁定番の野菜を見ていきましょう。
生で食べても美味しいキャベツ。キャベツを味噌汁で食べるなら、水から入れてじっくりと火を通すのがおすすめです。
とても簡単なうえ、キャベツの甘さが出てさらに美味しくなりますよ。いろいろな野菜や油揚げなどとも好相性です。
玉ねぎも生で食べられる野菜です。シャキシャキの食感を楽しむなら、縦にスライスして煮込みすぎないのがポイント。
玉ねぎの甘さを味わいたいなら、キャベツ同様水からじっくりと火を入れましょう。海藻類やきのこと好相性です。
味噌汁といえばなめこ汁を思い浮かべる方も多いでしょう。つるりとした食感のなめこは味噌汁の具材の定番。
なめこだけではなくえのきやしめじ、まいたけなど、旨みたっぷりのきのこは、どんな種類でも味噌汁の具材にぴったりです。
みずみずしい野菜のなすは、味噌汁の具材としても活躍します。なすの紫色をきれいに保ったまま味噌汁にするには、だし汁を沸騰させてからなすを加えることがポイントです。
また、ごま油などでさっと炒めてから入れても、コクが出て美味しい味噌汁になります。
大根も味噌汁の定番の具材です。玉ねぎや油揚げと合わせた大根の味噌汁を食べると、なんだかホッとしませんか?
大根の切り方は短冊切りやいちょう切りなどいろいろですが、歯応えのある食感が好みなら厚めにカットしましょう。水からゆでていくことで均等に火が入ります。
青菜の定番といえば小松菜やほうれん草ですが、ひと手間省きたいなら小松菜がおすすめ。ほうれん草を味噌汁に入れる場合はあく抜きのための下ゆでが必要ですが、小松菜はあく抜きが必要ありません。
油揚げやきのこなどと好相性の小松菜は、味噌汁に入れてもシャキシャキ食感が楽しめます。
冬が旬のかぶは、みずみずしさが特徴の野菜。やわらかく煮込まれたトロトロのかぶは、甘さも増して味噌の風味と絶妙にマッチします。
葉付きのかぶが手に入ったら、ぜひ葉も一緒に入れて味噌汁で味わってみてください。シャキッとした食感でかぶのやわらかさを引き立てます。
ほくほくの食感と淡白な味わいのじゃがいもを使った味噌汁は、だしと味噌の美味しさを味わえます。じゃがいもは海藻類や野菜、大豆製品などどんな食材とも好相性。
硬いじゃがいもを短時間でやわらかくするには、小さめにカットするのがポイント。均一に火を通すために水から火にかけましょう。
野菜と並ぶ味噌汁の定番具材が、豆腐などの大豆製品ですよね。いろいろな料理に使える万能食材である卵も、もちろん味噌汁によく合います。
豆腐は世代問わず食べやすい食材のひとつで、味噌汁の具材としても定番中の定番ですよね。合わせる具材も選ばないので、味噌汁の具としては万能食材であるといえるでしょう。
野菜や海藻類のほか、同じ大豆製品と合わせても美味しい味噌汁に仕上がります。
味を吸いやすく味噌汁に入れるとコクが出る油揚げは、キャベツや玉ねぎ、大根などの定番野菜と相性抜群。油っぽさが気になる場合は、湯通しして油抜きをするとよいでしょう。
いつもよりちょっとコクのある味噌汁が飲みたくなったら、油揚げを使ってみてくださいね。
油揚げが味噌汁に合う具材なら、よく似た食材の厚揚げも合わないはずがありません。ボリュームのある食材なので、小松菜やキャベツなどの葉野菜やわかめなどの海藻類とよく合うでしょう。
厚揚げの味噌汁は、朝食のおかず代わりとしても役立ちそうですね。
野菜などいつもの味噌汁の具材を切らしてしまった時でも、卵ひとつあれば美味しい味噌汁が作れます。
卵の味噌汁といえばかきたま汁や落とし卵の味噌汁。落とし卵の味噌汁を上手に作るコツは、あらかじめ卵を常温に戻しておくことです。このようすることで卵にムラなく火が通ります。
わかめなどの海藻類の味噌汁は手軽さもありますが、大きな特徴はその味わい。磯の香りを存分に楽しめるのがメリットです。ここでは味噌汁に合う海藻類をご紹介します。
わかめは古くから味噌汁の具材として使われている食材です。わかめだけでももちろん美味しいのですが、豆腐や油揚げなどいろいろな具材と組み合わせるという方も多いでしょう。
乾燥のカットわかめが手軽ですが、春が旬の生わかめの味噌汁もぜひ試してください。独特の食感が楽しめますよ。
あおさは「のり」のように乾燥させたフレーク状のもの、生のものがあり、味噌汁をはじめいろいろな料理に活用できる海藻類です。
わかめよりも磯の香りが強く、あおさだけでも美味しい味噌汁に仕上がりますが、青ねぎなどを添えると香りがよりが引き立ちます。
酢の物などでおなじみのもずくは、味噌汁に入れても美味しい海藻です。特有のとろみとシャキシャキ食感のもずくの味噌汁は、クセになる味わい。おろし生姜を添えても美味しいですよ。
なめこや豆腐と合わせるのもおすすめです。
だしがたっぷり出る魚介類の味噌汁は、ほかの具材とはまた違った味わいを楽しめます。定番は貝類ですが、魚も旨みが出て美味しいですよ。
だし汁を使わなくていいほど旨みたっぷりのしじみ。しじみも味噌汁の定番です。火にかける時に少量の日本酒を加えることで、くさみが消えより美味しく仕上がります。
しじみだけのしじみ汁も美味しいのですが、なめこやしめじ、豆腐などを合わせるのもおすすめです。
しじみ同様、だし要らずの具材があさり。旬のあさりは身も大きく食べ応えも抜群です。砂抜きをしっかりおこなうことで、美味しく食べられます。
あさりも具材はそれだけで十分美味しいのですが、豆腐やキャベツなどを入れても美味しいですよ。
魚の切り身を入れた味噌汁は食べ応えも抜群。ほどよく脂ののった鮭は、味噌汁にコクを与えます。鮭の味噌汁はいも類や根菜類、野菜をたっぷり入れた「おかず味噌汁」にするのがおすすめ。
鮭と野菜の旨みをたっぷり堪能してください。
ここでは定番以外の変わり種の具材をご紹介します。意外かもしれませんが、味噌汁にマッチする食材ばかり。ぜひ試してくださいね。
大豆が原料の豆乳は味噌とも相性がよく、もはや変わり種味噌汁の定番ともいえる存在。味噌汁に使うとクリーミーな味わいになり、シチューのような感覚で食べられます。
ベーコンやコーンなどを入れて洋風にしたりごまを加えたりと、いろいろアレンジしてみてください。
味噌キムチ鍋は定番でも、キムチ入りの味噌汁は変わり種といえるかもしれません。
キムチと相性のよい豚バラ肉や白菜、豆腐などを一緒に入れてキムチ鍋のような感覚で作るのもおすすめですが、ごま油で炒めたキムチと落とし卵だけでも十分美味しい味噌汁に仕上がります。
肉の加工品であるベーコンなどを使った味噌汁は、旨みたっぷりでおかずにもなります。ウインナーやベーコンは洋風のスープのイメージですが、味噌汁に入れても違和感はありません。
キャベツや玉ねぎなどお好みの野菜をたっぷりと使って、朝食などにいかがでしょうか。
酸味のあるトマトを具材として使うことで、さっぱりとした味わいの味噌汁に仕上がります。暑い時期など食欲があまり出ない時の味噌汁としてもぴったりですね。
溶き卵などと合わせれば、赤と黄色の色合いが食欲を刺激してくれるでしょう。
煮物に使うことの多い切り干し大根は、味噌汁に入れても美味しいんです。切り干し大根は乾物なので、ストックしておけば味噌汁の具材に困った時に使えます。
通常は水で戻して使いますが、味噌汁なら戻さずさっと洗ってそのまま水から煮ていくだけなので簡単です。
北海道の道東地域のご当地味噌汁「てっぽう汁」は、カニを使った味噌汁のこと。カニの濃厚な味わいを楽しむため、豆腐や長ねぎなどシンプルな具材を組み合わせます。
根室地方の漁師めしとして古くから食べられていたてっぽう汁。その名は、カニの足を箸でつついて食べる姿が鉄砲に弾を詰める様子に似ていることから付けられたといわれています。
納豆をすり鉢ですりつぶしたもの、豆腐、油揚げ、こんにゃく、きのこ、芋がら(里芋などの茎の部分を乾燥させたもの)などを具材とした山形県のご当地味噌汁です。納豆汁は秋田県や岩手県などでも食べられています。
納豆の美味しさが存分に活かされた納豆汁。納豆を加えたら煮立て過ぎないようにすることで、その風味を保つことができます。
福井県などで食べられている「呉汁(ごじる)」は、煮た大豆をすり鉢ですりつぶしたりミキサーなどにかけたりしてなめらかな「呉」を作り、ねぎなどの具材とともに煮て作る味噌汁です。
古くから大豆栽培の盛んな地域でも食べられる呉汁ですが、福井県ではお寺の宗派の行事で振る舞う精進料理として受け継がれ、結婚式や法事、各家庭で食べられています。
日本酒を工程で出る「酒粕」と味噌で味付けした汁もので、具材は大根やにんじん、ごぼう、こんにゃく、油揚げなど。コクを出したい場合は塩さばや鮭、ぶりなどの魚を入れることもあります。
兵庫県では1月20日の「二十日(はつか)正月」に食べるほか、寒い冬場に体を温める食べ物として家庭で親しまれています。
鹿児島県のさつま汁は、鶏肉を使った具だくさんの味噌汁。江戸時代に武士たちが闘鶏で負けた鶏をしめ、野菜と煮込んで食べたのが始まりであるといわれています。
鶏肉のほかしいたけやこんにゃく、大根、ごぼうなどの具材を炒めてから煮込むことで、より味が染み込み美味しくなります。
味噌汁の具材は定番から変わり種まで、数えたらキリがないほどたくさんあります。そしてその具材を組み合わせていくと、味噌汁の種類は無限に存在するといえるでしょう。毎日といっていいほど飲む味噌汁、オリジナルの組み合わせを試してレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。
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