子どもの健やかな成長を祝う七五三。神社で参拝するほかに、食事会を開くか悩む人も多いのではないでしょうか。この記事では、七五三のお祝いで食事会は必須なのかに加え、外で開催する場合のポイントを解説します。おすすめの献立も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「七五三」のお祝いで食事会は必須?

晴れ着を着て手をつないで歩く家族の様子

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「七五三の食事会はいつおこなう?」「外食か自宅か、どちらで開催すべき?」など、いろいろと悩む人も多いのではないでしょうか。七五三では、神社に参拝したあとに親族を含めての食事会を開くことが一般的です。外食・自宅開催のどちらでも問題ありません。

ただし、七五三の食事会自体は必須ではないので、家族の状況に応じて決めましょう。

外食 or 自宅?それぞれのメリット

前述したように、七五三の食事会は外食で済ませても自宅で開催してもOKです。外食の場合は面倒な準備や後片付けが必要ないのがメリットでしょう。ただし費用が高くなる可能性もあるので、お店選びには十分注意してください。

自宅で開催する場合は準備や後片付けをする必要はありますが、リラックスしながら食事を楽しめます。手料理のほか、お祝い膳の宅配サービスを利用する方もいるようです。

外で食事会をするときのポイント

皿に盛られた祝い鯛

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「外で食事会をする場合はどこでやるべき?」「気をつけるべきポイントは?」など、気になる方も多いはず。ここでは、七五三のお祝いの食事会を外で開催するときの5つのポイントを解説します。段取りをスムーズにするためにも、事前にチェックしておきましょう。

まずは誰を呼ぶか決める

お店選びをする前に、お祝いの食事会に誰を呼ぶのか決めなければなりません。家族だけでお祝いするのか、祖父母や親戚なども呼ぶのかによって、選ぶお店は多少異なってくるものです。

家族だけの場合は、主役である子どもの希望が叶うファミレスや回転寿司などでカジュアルに済ませても良いでしょう。祖父母や親戚も一緒に食事する場合は、料亭やホテルの和食処などがおすすめです。誰を呼ぶのか決めると、お店選びもしやすくなりますよ。

予算に合ったお店を選ぶ

七五三のお祝いの食事会では、有名な料亭やホテルのレストランなどいつもよりも特別な場所を選択する人が多くいます。しかし、高級なお店の場合は予算を大きくオーバーしてしまうことも。

七五三はご祈祷・衣装・写真撮影・着付け・ヘアセットなど、出費が重なるものです。「予想以上に足が出てしまった」という事態に陥らないためにも、食事会のお店は予算に合わせて選ぶようにしましょう。

アクセスの良いお店を選ぶ

前述したように、七五三の食事会は神社に参拝したあとに開催されることがほとんどです。慣れない晴れ着で長い距離を移動するのは少し大変なので、神社からのアクセスの良さも確認しておくことをおすすめします。

「食事会には遠方にいる親戚の呼ぶ」という場合は、公共交通機関でのアクセスが良いかも重要なポイントでしょう。車で向かう場合は、駐車場や近くのコインパーキングの有無もチェックしておいてください。

お祝いに適したお店を選ぶ

せっかく七五三のお祝いをするなら、それに適したお店選びも大切です。七五三にあやかるなら、お祝い膳や鯛料理、赤飯などのメニューがあるお店を選ぶのが良いでしょう。主役はあくまで子どもなので、お子さまプレートがあるか確認しておくと安心です。

加えて、お店の雰囲気もチェックしてください。そもそも子連れの入店がOKか、周りを気にしなくて済む個室があるかなどをリサーチし、安心して食事を楽しめるようにしましょう。

参加者のアレルギーをチェックする

特にお祝い御膳やコースなどで食事会のお店を予約する場合、参加者の食物アレルギーも忘れずに把握しておきましょう。そのうえで、お店に事前に伝えるようにしてください。

食事会当日にアラカルトで注文する場合は、アレルギー対応食を提供してくれるお店かどうかチェックしておくと安心です。

自宅で食事会をするときのおすすめメニュー・献立

寿司桶に入った鮮やかなちらし寿司

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「周りの目や時間を気にせずに楽しみたい」という場合は、自宅で食事会を開催するのがおすすめです。ここでは、自宅で七五三の食事会をするときの定番・おすすめメニューを5つ紹介します。

鯛の尾頭付き

鯛は「めでたい」、尾頭付きは「すべてが揃っている」という意味を持ちます。まさに、お祝いの席に相応しい料理のひとつです。下処置をした鯛に切り込みを入れてオーブンで焼くだけなので、比較的手軽に作れます。

とはいえ、魚を丸ごと使った料理はある程度手間がかかるものです。なるべく簡単に済ませたい場合は、鯛の尾頭付きだけをデリバリーするのも良いでしょう。手作りの料理とデリバリーをうまく活用し、お祝いの食卓を彩ってみてくださいね。

お寿司

「ことぶき」や「つかさどる」の漢字を使うお寿司も、縁起の良い食べ物のひとつ。七五三のお祝いなら、錦糸卵や海鮮など好きな具材を加えた「ちらし寿司」や、見た目もかわいくて食べやすい「手毬寿司」、自分で作る楽しさが味わえる「手巻き寿司」などがおすすめです。

お寿司は、お祝いの席にあるだけで食卓がパッと華やかになるのも人気のポイントでしょう。献立に迷ったらぜひ取り入れてみてください。

お赤飯

お赤飯は、「邪気を払う」「魔除け」といった意味を持ちます。七五三に限らず、お祝いの席でよく食卓に出される料理です。一見すると手間がかかりそうですが、もち米と小豆があれば炊飯器で手軽に作ることができますよ。

スーパーでは便利な赤飯の素も販売されているので、より簡単に作りたい場合は活用してみても良いでしょう。

紅白の色を使った食べ物

七五三では、「ハレ」を意味する紅白色の食べ物も定番です。たとえば大根とにんじんで作る紅白なますや、切って並べるだけ紅白かまぼこなどがあります。

ちなみに紅白なますは、千切りにして甘酢に漬けるだけの簡単レシピです!前日から作り置きして、よく味を馴染ませましょう。せっかくなら縁起の良いメニューを並べて、七五三の食卓を彩ってみてくださいね。

主役である子どもが好きなもの

縁起の良い食べ物はたくさんありますが、七五三の主役である子どもが好きなメニューを準備するのもおすすめです。たとえば、ハンバーグや唐揚げ、ピザやグラタンなどが挙げられます。

キャラ弁のように、子どもの好きなキャラクターをモチーフにしても喜ばれそうです。自宅でのお祝いも、子どもの思い出に残ることでしょう。

七五三のお祝いの食事におすすめのレシピ5選

1. ばらちらし寿司

器に盛られたばらちらし寿司

見た目も華やかでお祝いにぴったりの「ばらちらし寿司」。まぐろやサーモン、きゅうりや厚焼き玉子など、お好みの具材をたっぷりのせて鮮やかに仕上げるのがポイントです。ごはんに合わせ酢を混ぜるときは、うちわであおぐとお酢特有の刺激臭を飛ばせます。

レシピはこちら|macaroni

2. 贅沢ちらしいなり

贅沢ちらしいなりが器に盛られている

まぐろやサーモン、厚焼き玉子や大葉をトッピングし、豪華な見た目に仕上げた「贅沢ちらしいなり」は、七五三をはじめとするお祝いの席にぴったりです。酢飯には甘酢しょうがをプラスし、さっぱりした味にするのがポイント!最後の具材のトッピングは子どもと一緒にやっても楽しいでしょう。

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3. 即席昆布締め手まり寿司

即席昆布締め手まり寿司が並んでいる

「おめでたい日に相応しい鯛を使って、少し変わった料理を作りたい!」という人には、「即席昆布締め手まり寿司」がおすすめ!柚子の風味を感じる酢飯と、昆布が香る鯛は相性抜群です。ころんと丸い見た目もかわいらしく、子どもから大人まで幅広い人に喜ばれるでしょう。

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4. 紅白なます

器に盛られた紅白なます

七五三のお祝いにぴったりの「紅白なます」。大根は塩もみすると水分が抜けて細くなるため、にんじんよりも太めのせん切りにしましょう。にんじんの赤色は意外と目立つので、大根の2割ほどの量で作るのもポイントです。お好みでゆずの皮の千切りをプラスして、さっぱりした味に仕上げてみてくださいね。

レシピはこちら|macaroni

 5. かまぼこきゅうりサンド

 かまぼこきゅうりサンドが器に盛られている

カットしてそのまま食べがちなかまぼこを、お祝い仕様にアレンジしてみるのはいかがでしょうか。切り込みを入れたかまぼこに、大葉やきゅうり、いくらをトッピングするだけ!きれいに仕上げるために、きゅうりはできるだけ薄く切るのがポイントです。華やかな見た目の献立で、七五三の食卓を彩りましょう。

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七五三のお祝いの食事会は外食でも自宅でもOK!

七五三のお祝いで食事会をする場合は、外食・自宅のどちらでも問題ありません。食事会自体も必須ではありませんが、開催する場合は家族や親戚の状況を考慮して決めると良いでしょう。外食時のポイントやおすすめの献立を参考に、お祝いのひと時を楽しんでみてくださいね。

※商品情報や販売状況は2024年10月13日時点でのものです。
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