ライフスタイル&ヘルス2025/5/14 更新
8月の行事食には、どのようなものがあるのかご存知ですか?お盆や夏祭りなど、イベントはたくさんあるけれど、具体的にどのような行事食があるのか知らないという方も多いかもしれません。この記事では、8月の代表的な行事食やおすすめレシピを紹介します。
お盆とは、先祖を自宅に迎えて供養する行事のこと。お盆の期間は、基本的に8月13〜16日頃ですが、地域によってわずかに時期が異なります。例えば、東京の多摩地区では7月31日〜8月2日、沖縄県では8月中旬〜9月上旬。ほかにも、7月13〜16日の7月盆として実施するところがあります。
お盆は、仏壇にお供えした食べ物と同じものを食べるのが一般的です。よくある行事食には、そうめんやおはぎ・団子、精進揚げなどが挙げられます。ほかにも、大分県の日田・玖珠地方のたらおさや、沖縄県のウサチなどがありますよ。
毎年8月15日は、終戦記念日とされています。第二次世界大戦が1945年の8月15日に終戦したことから、追悼と平和への願いを込めて設定されました。現代でも、同じ歴史を繰り返さないために、終戦の日にちなんだイベントや子ども向けのワークショップなどが開催されています。
平和事業の一環として、戦時中の食事を再現したものも。さといもやじゃがいも、すいとん、かぼちゃなどを使うレシピがあります。
8月は夏祭り・盆踊りなどのイベントごとも、多くある月です。夏祭りは豊作を願い、害虫や台風、疫病などを追い払うために誕生しました。青森ねぶた祭や京都の祇園祭、東京の神田祭など、全国各地でさまざまな祭りが開催されます。
盆踊りで有名な、秋田県羽後町の西馬音内盆踊り、岐阜県郡上市の郡上おどりなどもありますよ。
夏祭りでは、屋台飯が多く展開。焼きそばやたこ焼き、いか焼き、たこせん、フランクフルト、りんご飴、かき氷など、どれもおいしいメニューばかりです。
一般的に七夕は7月7日ですが、旧七夕として8月に実施する地域もあります。月の満ち欠けに合わせた旧暦(太陰太陽暦)では、一年をおよそ354日と数えるのが特徴。そのため、現在の暦とずれることで8月頃に七夕を迎えます。旧七夕の日付は毎年変動しますが、8月20日前後になることが多いでしょう。
七夕の行事食には、オクラや索餅、そうめん、ちらし寿司、ほうとうなどが挙げられます。なかでも、夏野菜のオクラは切り口が星の形をしているのが特徴。七夕に食べると縁起が良く、夏バテ防止にも役立ちますよ。
8月はお盆の長期休暇で、実家に帰省する方も多いでしょう。帰省時のごちそうとして、行事食を楽しむのもおすすめです。例えば、豪華なオードブルやうなぎ、冷しゃぶなど、食べ応えのある品がいち押し。家族でテーブルを囲み、華やかな行事食を味わってみてください。
お盆の供養やおもてなしとして、行事食を楽しむのも良いでしょう。具体的には、精進料理の詰合せや伝統和菓子、そうめんギフトセットなどが便利です。そうめんは、つるんとしたのど越しで、暑い日を乗り切るのにぴったり。大根おろしやしそ、しょうがなど、お好みの具材でさまざまなアレンジを試してみてください。
自宅で夏祭り気分を味わいたい方は、屋台風のフードやジュースを楽しむのがおすすめ。例えば、屋台風の焼き鳥やお好み焼き、きゅうり、冷やしパイン、わたあめ、タピオカドリンクなどを用意すれば、気分が高まるでしょう。レシピを検索する際に、屋台風と入れるとさまざまなものが出てきます。気になるレシピは、ぜひ実際に作ってみてくださいね。
気温30度超えの日が続く、夏本番の8月。外の暑さと室内の冷房の寒暖差で、体調を崩す方も多いでしょう。そんな食欲が落ちる時期だからこそ、さっぱりとしたメニューがおすすめ。例えば、冷奴や豚バラ肉となすの炒めもの、きゅうりの漬けもの、そうめん、そばなどは食べ応えがあります。
レモンやすだち、ゴーヤ、トマトなど、夏らしい具材を取り入れても良いでしょう。
冷たくてもおいしい和食・洋風惣菜なら、暑い日でも食べやすいでしょう。例えば、マカロニサラダやポテトサラダ、シーフードマリネなどがおすすめです。夏野菜のとうもろこしを使用した、茶碗蒸しも食べ応えがあります。しゃぶしゃぶやテリーヌなども、冷たいまま食べられるレシピです。ぜひ気になるものは、試してみてください。
レタスやトマト、ズッキーニ、なす、ゴーヤなどの夏野菜を使ったレシピもおすすめ。例えば、カレーに夏野菜をゴロッと入れたり、うなぎと一緒に食べたりすると、さらに風味が増します。香りづけに、しそを活用するのもベター。栄養バランスを整えることで、夏バテ予防にもつながるでしょう。暑い夏こそ、ぜひ積極的に野菜を使ったレシピに挑戦してみてくださいね。
8月はイベントが多く、焼きそばやたこ焼きなどの屋台メニューを始め、さまざまな行事食があります。8月の行事食を、自宅で手軽に楽しみたい方もいるでしょう。
ここでは、8月の行事食レシピを5つ紹介していきます。それぞれ調理のポイントやコツなどをまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。気になるレシピが見つかりますように。
豚バラ肉のジューシーなうま味と、キャベツやにんじんなど野菜の風味が調和するソース焼きそば。具沢山だからこそ、ボリューム満点で食べ応えがあります。野菜は火の通りにくいものを、優先的に炒めましょう。中華麺はあらかじめ軽く焼いておくと、香ばしい風味になります。薄焼き卵で巻くアレンジで、オム焼きそばにするのもおすすめです。
レシピはこちら|macaroni
みずみずしいズッキーニやミニトマト、かぼちゃなど、夏野菜をたくさん使用します。ズッキーニは厚さ5mmほどの輪切り、かぼちゃは厚さ5mm、長さ5cmにカット。使用する具材は、お好みでアレンジしてもOKです。カレー粉で全体の味を付けるので、ピリッとした刺激的な辛味がアクセントに。粗挽き黒こしょうやにんにくで、スパイシー感をプラスします。
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明太子のピリ辛テイストがやみつきになる、夏の定番・そうめん。そうめんに、溶き卵とめんつゆ(3倍濃縮)を合わせることで、まろやかで豊かな風味に仕上げます。刻み海苔が、磯の香りをふわっと感じさせてくれるでしょう。そうめんはザルにあげた後、お好みで冷やすのもおすすめ。明太子をよく絡めて、お召し上がりください。
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屋台の定番であるりんご飴を、ご自宅でも手軽に楽しめるレシピです。写真映えを狙うなら、赤色の食用色素を少し加えるのがコツ。飴は焦げ付かないように、煮詰めすぎに注意です。弱火でじっくりと時間をかけるのがポイント。りんご飴に水あめを入れる際には、水あめ1:砂糖10の割合になるように調節します。
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えびせんの上に卵をのせた、遊び心あふれる屋台フード。卵を弱火でじっくり焼き、濃厚な目玉焼きに仕上げます。見栄えを良くしたい方はセルクルを自作して、丸い目玉焼きを作るのがおすすめです。まろやかな風味と、マヨネーズや干しえびのアクセントがたまりません。天かすの軽快な口当たりは、箸が進むこと間違いなし。
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8月は行事が多い時期のため、行事食もさまざまな種類のものがあります。お盆や夏祭り、終戦記念日、旧七夕など、どれも重要な行事です。行事食のレシピを知ることで、ご自宅でも手軽にお楽しみいただけます。ぜひ気になる行事食は、実際に食べてみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2025年05月14日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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