ライフスタイル&ヘルス2023/11/22 更新
節分に食べるものといえば「恵方巻」。黙って一本食べきると幸福になるといわれている恵方巻ですが、その由来・ルーツをご存じでしょうか。この記事では恵方巻の発祥・歴史を紐解きつつ、誰がいつ流行らせたのかを解説。恵方巻・太巻き・巻き寿司の違いもお伝えします。
恵方巻とは、節分の日に食べる巻き寿司のこと。その年の恵方(決まった方角)に向かって、黙々と食べるのが作法とされています。
恵方巻には、七福神にあやかって7種類の具材を巻き込むのが一般的。「長生きできるように」という意味をもつかんぴょうや「金運」を意味する伊達巻など、特別な意味を持つ具材が入ります。
恵方とは、その年の金運や幸福をつかさどる「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる方角のこと。恵方は年ごとに変わり「その方角を向いてさまざまなことをおこなうと、万事うまくいきやすい」という言い伝えがあります。
昔は恵方巻の方角だけでなく、初めてのことをおこなうときや初詣の際も、恵方を参考にしたそうです。
恵方巻を食べる際は、よそ見をせずその年の恵方を向き続ける、というルールがあります。神様にお願いをしながら黙って食べましょう。
途中で食べるのをやめず一気に食べきることも大事です。一本丸ごとを黙って食べるのは、途中で誰かと話したり、恵方巻を食べるのをやめたりしてしまうと、福運が逃げるとされているから。
御利益を得るためにも、これらの作法を意識して食べてみてください。
節分に恵方巻を食べるという風習は、いつごろ生まれたのでしょうか。実は恵方巻の起源・発祥にはさまざまな説があり、どの説が正しいのかはっきりとしたことはわかっていません。ここでは恵方巻のルーツ・由来について、有名な説をいくつか見ていきましょう。
恵方巻の由来・ルーツについては、さまざまな業界から諸説でています。もっとも古い時期にまつわる説には「戦国時代の武将が、節分の日に巻き寿司を丸かぶりをして出陣したところ、戦に勝利した」というものがあります。
また「江戸時代中期頃、節分の時期に香の物(漬物)入りの巻き寿司を切らずに食べて、縁起を担いだ」とする説も。いずれもスーパーのチラシや聞き取りが出処で、真偽のほどは定かではありません。
主要な説のひとつに「花街の遊びが恵方巻の起源」とするものがあります。明確な時期は定かではありませんが、大阪の船場(せんば)に暮らす人々は当時、芸子と巻き寿司を使った遊びをしていたそう。
その文化がしだいに人々に浸透していったのではないか......という推測に基づく説です。
江戸時代後期から明治時代初期にかけて、商売繁盛・無病息災・家内円満などを願って食べられるようになったのが恵方巻の起源とする説もあります。
この説は、大阪の商業組合が商品PRのためにつくった広告から生まれたとされています。広告には「恵方を向いて無言で丸かぶりすると幸運に恵まれる」といったことが書かれていて、まさに現在の恵方巻のイメージをあらわす内容です。
恵方巻のルーツ・由来に複数の説があるように「恵方巻を誰が流行らせ、広めたのか」という話についても諸説存在します。今のところ「この説が正しい」といったものはありませんが、ここでは主要な二つの説をご紹介します。
前述のとおり、今日の恵方巻のイメージを作ったのは「商業組合が発行した宣伝広告」という説が有力です。
1930年代には寿司屋の組合が、1970年代には海苔・厚焼の組合が、恵方巻の由来・ルーツを示すチラシを作っていたそう。そこに記載されていた「昔からの言い伝え」が、しだいに恵方巻のイメージとして広まっていったと言われています。
もうひとつ有力とされる説が「セブンイレブンが流行りを作った」というもの。1989年に広島県の一部のセブンイレブンで、節分に太巻きを売り出したのがきっかけ、とする説です。
その際に「恵方巻」という名前をつけ販売をスタートしました。それをきっかけとして知名度はだんだんと上がり、1998年には全国展開を開始。その後コンビニだけではく、スーパーやデパートでも恵方巻が販売されるようになりました。
恵方巻と太巻きは、どちらも巻き寿司の一種です。恵方巻は前述の通り「節分に食べる巻き寿司」や行事そのものを指す言葉で、太巻きは一般的に「複数の具材が入った、通常より太い巻き寿司のこと」を指します。
つまり、巻き寿司が「具材を巻いた寿司の総称」で、そのなかに「太巻き」「恵方巻」という種類があるということですね。太巻き・恵方巻は、巻き寿司の別名ともいえます。
恵方巻の由来・ルーツには諸説あり、どの説が正しいのか定かではありません。とはいえ、長い歴史を経て現在に至るまで続いてきた文化であることは違いありません。節分には恵方巻を用意して、伝統行事を楽しんでみてくださいね。
1本 ¥2,160
マグロの専門店「まぐろ寺本」による、本まぐろの大トロ・中トロ・赤身・キハダマグロが入った太巻きです。
※阪急うめだ本店 受取のご予約
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1本 ¥3,780
希少部位シャトーブリアンを使用し贅沢な巻き寿司に。肉厚でありながら柔らかく、満足感たっぷりの一品です。
※阪急うめだ本店 受取のご予約
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3本セット ¥5,400【送料込み】
高野豆腐、干瓢、しいたけなど昔ながらの食材に、海老や穴子など少し贅沢に仕上げた『特上巻』。もちもちとした食感の紫色の古代米を錦糸卵で巻き上げ、海老やサーモン、奈良漬けを使用したうめもりオリジナルの『大仏巻』。ふわふわの玉子に海老やサーモン、穴子など、7種類の食材を使用した『海鮮巻』の3本セット。
※冷凍配送のご予約
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1本 ¥2,700【送料別】
大阪・北新地に店を構える「すし 礫(さざら)」の恵方巻をお取り寄せ。うなぎやかんぴょう、きゅうりなど9種類の具材を巻き上げた、こだわりの1本です。
※京阪神一部エリアへのお届けのご予約
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1本 ¥2,500【送料別】
大阪・福島で有名ホテル出身の店主が手掛けるお店「鮨処 敏」。若摘みのきゅうりや数の子、山ごぼうなど食感にもこだわった恵方巻です。
※京阪神一部エリアへのお届けのご予約
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1本 ¥1,728【送料別】
多くの文化人に愛され、親しまれてきた京の料亭「たん熊北店」。国産の大ぶりの車海老を2本と椎茸、干瓢、焼穴子など8種類の具材を巻き込みました。
※京阪神一部エリアへのお届けのご予約
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※商品情報や販売状況は2023年11月22日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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