◆ 恵方巻き方角2024年は?
いつ食べる? ◆
2024年の恵方は東北東。節分の日の2月3日に食べましょう。
◆ 恵方巻きの起源と由来 ◆
恵方巻きが誕生したのは、江戸時代から明治時代にかけてと言われています。
起源は諸説ありますが、大阪の商人や芸子が商売繁盛を祈願し、
節分に巻き寿司を食べたのがはじまりという説が有力。この頃はまだ「恵方巻き」ではなく、
「太巻き寿司」や「丸かぶり寿司」と呼ばれていたようです。
◆ 恵方巻きの入れる具材は? ◆
恵方巻きは7種の具材を入れるのがよいとされています。
これは七福神にあやかり、「福を巻き込む」という願いが込められているから。
具材はなんでも構いませんが、うなぎの蒲焼き・伊達巻き・しいたけ煮
・かんぴょう・きゅうり・桜でんぶ・高野豆腐などが一般的です。
近年では海鮮やお肉など、さまざまなバリエーションの恵方巻きが売り出されています。
◆ 恵方巻きの正しい食べ方と
その意味 ◆
*1本を切らずに食べる
恵方巻きは切らずに1本まるごとかぶりつくのがルール。
切ってしまうと、「福を断つ・縁を切る」に通じてしまうと考えられています。
休まず一気に食べることも提唱されていますが、無理をするのは禁物です。
喉に詰まらせないよう、ゆっくり楽しみながらいただきましょう。
長さや太さに決まりはないので、食べる人に合った大きさのものを用意するのがおすすめです。
ハーフサイズはこちら>>
*恵方を向いて食べる
「恵方」とは、その年の福を司る歳徳神(としとくじん)がおられる方角のこと。
東北東・西南西・南南東・北北西の4つがあり、毎年変わります。
その方角に向かい、事をおこなうのは「万事に吉」とされているため。
恵方巻きも恵方を向いて食べることが重要です。災いを払い、ご利益を授かると言われています。
*しゃべらずに黙って食べる
恵方巻きを食べている間は無言がお約束。しゃべると口から福が逃げてしまうので、
願い事を思い浮かべながら黙々とほおばりましょう。
一方「笑いながら食べる」という説もあり、
これには「邪気を笑い飛ばす」「笑う門には福来たる」の意味があるそうです。
とは言え、笑い声をあげつつ恵方巻きにかぶりつくわけではありません。
まず恵方を向いて大笑いをし、それから黙って食べはじめてください。