ライフスタイル&ヘルス2022/3/5 更新

出産内祝いの相場はどのくらい?おすすめのお返しやマナーもご紹介

この記事では、出産内祝いの相場や、贈る時期・のしなどのマナーについてご紹介します。金額の相場とおすすめのお返しは、両親や親戚、上司、同僚や友人など、相手別にまとめました。出産内祝いの準備をする際、ぜひ参考になさってください。

出産内祝いの相場とは

ベビーカーのモチーフとピンク色の花、傍らにリボンをかけたプレゼント

iStock.com/marakicado

「出産内祝い」とは、出産祝いをしてくださった方にお返しする品物のこと。もともと「内祝い」は自分の家におめでたいことがあった際に親戚や親しい人に贈る「内々のお祝い」でしたが、現在ではいただいたお祝いの「お返し」として贈るのが一般的です。相場は、受け取ったお祝いの金額の半額~3分の1が目安とされています。

相手によって相場は変わる?

出産内祝いは、目上の人に対してはいただいた金額の3分の1、同世代や年下の人に対してはいただいた金額の半額程度の品物を贈るのが一般的です。

とはいえ、同じ目上の人でも両親と上司で、相場や渡し方、品物の選び方が同じで良いのか気になるところ。相手との関係性によって柔軟に対応して良い点や、必要な配慮があります。そこで、相手別の出産内祝いの金額の相場や、おすすめのお返しをまとめました。

【相手別】出産内祝いの金額の相場とおすすめのお返し

両親の場合

両親への出産内祝いは、お祝いの金額の3分の1が基本です。もっとも近い身内のため、サポートしたいという気持から高額のお祝いをしてくれたり、「お返しはいらない」と言われたりすることも。そのような場合はご両親の気持ちに甘えて、お祝いの金額の3分の1以下の内祝いでも構いません。5,000~10,000円台の範囲でお返しする人が多いですよ。

おすすめのお返し

赤ちゃんの名前を入れたフォトスタンド、銘柄米、お酒、高級タオルなどが喜ばれます。予算が高額な場合は、2品を組み合わせたり、カタログギフトとセットにしたりするのもおすすめです。

兄弟・姉妹・親戚の場合

兄や姉、祖父母、叔父や叔母など、自分より年上の親族や親戚に対しては、いただいた出産祝いの金額の3分の1が相場です。一方、弟や妹、いとこなど自分よりも年下の親族や親戚に対しては、半額のお返しをします。予算は、3,000~10,000円が一般的です。

おすすめのお返し

親戚への内祝いは、相手の家族構成に合う内容と量のギフトを選ぶのがポイント。赤ちゃんの名前入りの洋菓子や銘柄米、ドリンク類、グルメギフトなどがおすすめです。祖父母や親しい親戚には、お礼のメッセージや赤ちゃんの写真を添えて贈ると喜ばれますよ。

上司・目上の方の場合

職場の上司や、お世話になっている目上の方への出産内祝いは、いただいたお祝いの金額の半額~3分の1程度が相場。3,000~10,000円の範囲で選ぶ人が多いです。

おすすめのお返し

相手の好みに合わせたコーヒーやアルコール類、家族がいる方には、皆で楽しんでもらえるグルメギフトはいかがでしょうか。職場や外出先で手渡しする場合は、できるだけかさばらないものを選びましょう。カタログギフトもおすすめですよ。

また、勤務中やお祝いをくださらなかった方が周りにいる状況を避けて渡す、といった配慮がポイントです。

友人・同僚の場合

友人や同僚への出産内祝いの相場は、いただいたお祝いの半額が基本。2,000~5,000円の予算が目安です。

おすすめのお返し

自分が普段買うものよりもちょっと贅沢な洋菓子、高級タオルや入浴剤などがおすすめ。家族構成や相手の生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。職場の同僚の場合は、上司と同様に渡す場所やタイミングに気を配るのがマナーです。

金額以外も!出産内祝いの疑問を解決

もらった品の金額がわからないときはどうすればいい?

スマートフォンを両手で持ち眺めている女性

iStock.com/metamorworks

お祝いにいただい品物の金額がわからない......そんなときは、インターネット検索で価格を調べるようにします。正確な金額を知る必要はないので、同じものが見つからなければ似たものの価格帯を調べると良いでしょう。そうすることで、お祝いをしてくださった方に失礼をすることなく、感謝の気持ちが伝わる内祝いが贈れます。

また、調べても見当がつかないときは、1,500~3,000円程度の内祝いを贈ると、相手を恐縮させることがないでしょう。

連名でのお祝いにはどうやってお返しする?

同僚や友人などからは、連名で出産祝いをいただくことがよくあります。その際は金額をひとり当たりに割り当てて、個別に出産内祝いを贈ると良いです。部署一同のように大人数でお祝いをしてくださった場合は、全員で分けられる個包装の洋菓子セットを贈る方法もありますよ。

少額のお祝いへのお返しはどうすればいい?

いただいたお祝いが少額の場合も、半額~3分の1の金額を目安に内祝いを贈るようにしましょう。500~1,000円台の予算で、ハンドタオルや焼き菓子、洗剤などのプチギフトが準備できますよ。メッセージカードにひと言添えれば、心のこもった素敵な内祝いになりります。

出産内祝いを贈るときのマナー

紅白蝶結びの水引が描かれたのし

iStock.com/laymul

金額について

前述の通り、出産内祝いはお祝いの金額の半額~3分の1を目安に贈るのがマナー。金額が低すぎる場合だけでなく、いただいたお祝いより高価な品を贈ることも失礼となるため注意が必要です。

また、両親や年配の親戚などからの高額なお祝いは、赤ちゃんとの新生活を応援したいという気持からくるものとしてありがたく受け取り、内祝いは無理のない予算設定をしましょう。相場にこだわるよりも、メッセージカードやお礼状を添えて、感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。

出産内祝いを贈る時期

出産祝いをいただいた際はすぐにお礼の言葉を伝え、内祝いは赤ちゃんが誕生してから1か月のお宮参りの頃までに贈ります。少なくとも2か月以内に贈るのがマナー。赤ちゃんが誕生してからはあわただしい日が続くため、出産前にできる範囲で準備しておくのがおすすめです。諸事情で内祝いを贈る時期が遅れた場合は、お詫びの言葉を添えるようにしましょう。

相手が弔事・忌中の場合は、慶事である「出産内祝い」は遅らせて贈ります。お彼岸やお盆の時期も避けるようにしましょう。また、赤ちゃんの誕生をあとで知ってお祝いをくださった場合は、いただいてから1か月以内に内祝いを贈ります。

水引の選び方・のしの書き方

出産内祝いには、「紅白蝶結び」の水引ののしを使用します。出産は何度あってもおめでたいため、何度も結びなおせる意味の「蝶結び」を使うのがマナー。水引の上には「内祝」や「出産内祝」、下には赤ちゃんの名前のみと、ふりがなを書きます。職場や仕事関係などで、赤ちゃんの名前ではないほうが良いと思われる場合は、性を記すと良いでしょう。

感謝が伝わる出産内祝いを♪

出産内祝いの相場は、いただいたお祝いの半額~3分の1の金額が一般的です。自分よりも目上の方には3分の1、同世代や年下の人には半額を目安に、相手の好みや家族構成に合うものを贈ると喜ばれます。両親や親戚などには、記念やお披露目にもなる赤ちゃんの名前入りギフトがおすすめですよ。

金額や贈る時期、のしなどのマナーに気を付けつつ、心のこもった出産内祝いで、赤ちゃんの誕生を祝ってくださった方々に感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

※商品情報や販売状況は2022年03月05日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。