ライフスタイル&ヘルス2023/2/20 更新

母の日に込められた意味とは?花やプレゼントと一緒に感謝の気持ちを贈ろう

母親に感謝と尊敬の気持ちを伝えるイベントである母の日。この記事では母の日の意味と由来、起源をわかりやすく解説しました。カーネーションや紫陽花を贈る意味や色ごとの花言葉についても紹介。母の日にふさわしいプレゼント選びの参考にしてください。

子どもにもわかりやすく!母の日の意味を知ろう

母の日に花束をもらって笑顔の母と娘

iStock.com/miya227

日頃の感謝の気持ちを込めて、母親に花やプレゼントを贈る母の日。本記事では、母の日に込められた意味と由来、母の日はいつごろ日本に伝わったのか、その起源を解説します。

母の日に贈る定番の花であるカーネーションの色ごとにつけられた花言葉や、最近カーネーションと並んで人気の紫陽花(あじさい)について、母の日にふさわしいプレゼントの種類や相場もまとめました。

母の日にはどんな意味がある?由来・起源を簡単に解説

母の日のメッセージカードと美しいピンクのバラ

iStock.com/LightFieldStudios

母の日の意味

母の日とは「母親に感謝の気持ちを伝える日」であり、日本では毎年5月の第2日曜日が母の日にあたります。母の日には日頃の感謝と敬意を表して、母親にプレゼントや花を贈る習慣がありますよ。もちろん高額なものでなく、予算に合わせて心のこもったものを贈れば十分気持ちは伝わります。

母の日の由来・起源

日本の母の日はアメリカの習慣に由来しています。母の死を契機として、母が生きている間に感謝の気持ちを伝えるべきだと働きかけた、アンナ・ジャービスというひとりの少女の存在がきっかけです。

アンナは亡くなった母親を追悼するために、教会で白いカーネーションを配りました。この習慣はやがてアメリカ全土に広がり、5月の第2日曜日が母の日として国民の休日に定められました。

日本ではいつから始まった?

日本で最初に母の日がおこなわれたのは明治時代の終わりごろとされており、キリスト教を通してカーネーションを贈る母の日の習慣が伝わりました。

大正から昭和の初めごろにかけて一般に広がり、当初は3月6日が母の日として定められていましたが、1947年に5月の第2日曜日に制定されました。

母の日と父の日はどう違う?それぞれの意味

父の日も母の日と同様、アメリカ発祥の習慣です。ワシントン州に住むドット夫人が、母の日のように父に感謝する日もあるべきだと牧師協会に願い出たことにより、国民の休日となりました。

父親に日頃の感謝の気持ちを伝える日とされており、日本では毎年6月第3日曜日が父の日に定められています。母の日と同じようにプレゼントを贈る習わしがありますが、日本に習慣が広まったのが比較的遅かったこともあり、プレゼントを贈る割合が少ない傾向にあります。

母の日にカーネーションや紫陽花(アジサイ)を贈る意味

母の日にカーネーションの花束をもらって喜ぶ母親

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カーネーションを贈る意味

母の日にカーネーションを贈る習慣は、アメリカで母の日が制定されるきっかけとなった少女アンナの行動に由来します。アンナが亡くなった母を偲んで、母が生前好きだった白いカーネーションを祭壇に供えたことがきっかけです。

以来、白いカーネーションは母の日の象徴とされてきましたが、やがて、母親を失くしている人は白いカーネーションを、母親が健在な人は赤いカーネーションを贈る形に変化していきました。しかし近年では、母親を失くした子どもに配慮して、赤いカーネーションを贈ることが主流となっています。

カーネーションの色ごとの花言葉

赤いカーネーションの花言葉は「母の愛」「深い愛」で、母の日の定番の色です。同じ赤色でも深みのある赤色は「心の哀しみ」で、ネガティブなイメージがあるため贈るときには注意しましょう。ピンク色の代表的な花言葉は「感謝」「温かい心」です。

紫色の花言葉は「気品」や「誇り」。定番色である赤やピンクではなく、違った色合いのカーネーションを贈りたい人におすすめです。白色のカーネーションは「純粋な愛」や「尊敬」などポジティブなイメージですが、母親を失くした人が贈る花という意味もあります。

黄色のカーネーションは「嫉妬」「軽蔑」などネガティブな意味がありますので、贈るときは注意した方がよいでしょう。

最近では紫陽花(アジサイ)を贈ることも

母の日に人気のカーネーションですが、最近では母の日に紫陽花(アジサイ)を贈る人も増えており、さまざまなアレンジメントが販売されています。紫陽花には「家族」や「団らん」という意味があり、母の日のプレゼントにふさわしい花のひとつ。

鉢植えの紫陽花は、カーネーションと比べて育てるのが簡単ということもあって人気を集めています。紫陽花の色ごとの花言葉は、ピンクが「元気な女性」、白が「寛容」です。お母さんのイメージに合わせて選んでみてくださいね。

海外における母の日の意味

母の日に息子からグリーティングカードをもらって喜ぶ母親

iStock.com/evgenyatamanenko

母の日は、日本だけでなく海外でもイベントとして定着しており、花やプレゼントを贈る習慣や、食事を共にして祝う習慣があります。母の日の日にちや意味、母の日の過ごし方は国それぞれに違いがあってとても興味深いものです。ここでは各国の母の日についてまとめました。

アメリカ

アメリカの母の日は5月の第2日曜日花を贈るのが一般的ですが、カーネーションだけでなくいろいろな花を組み合わせたアレンジメントが人気です。プレゼントには必ずメッセージカードを添えるのがお約束。母の日当日は、一緒に食事を共にするのがアメリカの定番の祝い方です。

イギリス

イギリスの母の日は、復活祭であるイースターの2週間前の日曜日。日本と同じように毎年日にちが変わります。イギリスの母の日の定番プレゼントといえばラッパスイセンです。花言葉は「尊敬」で、ドライフルーツのケーキをマジパンでおおった「シムネルケーキ」と一緒に贈ります。

イタリア

イタリアの母の日は日本と同じ5月の第2日曜日です。日本のようにカーネーションを贈る習慣はなく、それぞれ贈りたいものをプレゼントしています。イタリアでは普段から母親に愛情や感謝を伝える習慣があるためか、母の日だからといって特別盛り上がることはないようです。

フランス

フランスの母の日は5月の最終日曜日。カーネーションに代表されるような決まった花を贈る習慣はなく、母親の好きな花を贈ったり、女性に喜ばれるコスメやアクセサリーなどのプレゼントを贈ったりします。フランスでは、エステのチケットなどの体験型のプレゼントも人気です。

韓国

韓国では5月8日が父母の日です。母の日と父の日は分けられておらず、両親に日頃の感謝の気持ちを伝えてお祝いします。韓国でもカーネーションを両親に贈るのが定番で、父母の日が近くなるとカーネーションのアレンジメントが街中に並びます。プレゼントとして贈るものはお金が一般的です。

母の日のプレゼントに喜ばれるもの・相場をチェック!

チャームブレスレット付きギフトボックス

iStock.com/Olesia Kononenko

母の日のプレゼントに喜ばれるもの・定番の品は?

母の日のプレゼントの定番といえばやはりカーネーション。「無垢で深い愛」という花言葉のとおり、日頃の感謝と愛する気持ちを込めて贈るのにぴったりのプレゼントです。

焼き菓子やケーキなどのスイーツも定番のプレゼントのひとつ。普段自分では買わない有名店や人気ブランドのスイーツなどが喜ばれます。ほかには、食品やお酒を贈ったり一緒に外食を楽しんだりするのもおすすめです。

母の日のプレゼントの相場

母の日のプレゼントの相場は3,000円から5,000円程度が一般的で、店頭に並ぶ母の日関連のギフトも、この価格帯の商品が充実しています。

兄弟姉妹がいる場合はお金を出し合って一緒にプレゼントを贈るケースもありますが、高額過ぎるプレゼントはかえって気を遣わせてしまう可能性があるので注意しましょう。

母の日の意味や由来を知り、日頃の感謝の気持ちを伝えよう

アメリカから伝わった母の日は、母親に感謝と敬意を表す日として日本でも定着しました。普段照れくさくてなかなか気持ちを伝えられない人も、美しい花やプレゼントに感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

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※商品情報や販売状況は2023年02月20日時点でのものです。
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