大切な人にチョコレートを贈る行事・バレンタイン。いつから始まったのか意外と知らない方も多いのではないでしょうか?この記事では、バレンタインの歴史・起原をはじめ、外国のバレンタイン事情について紹介します。

バレンタインの歴史・起源

粒チョコレート複数、ハートの赤いチョコレート

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バレンタインはいつどこで始まったのか?チョコレートが有名なベルギーや、カカオ生産量の多いガーナなどをイメージする方もいるのではないでしょうか?まずは、バレンタインの歴史と起原を解説します。

バレンタインデーはかつて「ウァレンティヌス」の死を悼む日だった

バレンタインデーの起源は諸説ありますが、最も有名なお話をご紹介します。

ことのはじまりは、今から1700年ほど前の「3世紀イタリア・ローマ帝国時代」。バレンタインデーはかつて「ウァレンティヌスの死を悼む日」でした。

当時のローマ皇帝・クラウディウス2世は「大切な人の存在は、戦地へおもむく兵士たちの士気を下げる」とし、結婚を禁止します。しかしウァレンティヌスは、若い恋人たちの願いを聞き入れ、秘密裏に結婚を手助けしていました。

このことが皇帝の不興を買い、ウァレンティヌスは西暦269年2月14日に処刑されてしまいます。以降、毎年2月14日はローマ国民がお祈りをする日となりました。自らの命を懸けて人々の愛を守り抜いた彼の遺志は、今でも人々の心に残り続けています。

バレンタインがイベントとなったのは14世紀頃

プレゼントを贈り、抱き合う男女とハートの風船

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バレンタインが「イベント」として親しまれるようになったのは、それからおよそ1000年後の、14世紀頃(西暦1301年〜1400年)のことです。恋愛に結び付けられるようになった経緯については諸説ありますが、ここでも有力なものを一つご紹介します。

もともと3世紀頃のローマ帝国において、2月14日は「女神ユノの祝日」でした。その日は「翌日のルペルカリア祭で一緒に過ごす人異性をくじ引きで決める」という風習がありました。

この祝日に「聖バレンタイン」の逸話が合わさり、2月14日は「愛を告白する日」として広まっていったのです。

▼【まとめ】バレンタインの歴史・起源

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日本のバレンタイン文化の歴史

プレゼントを渡す女性の手元

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バレンタイン文化が日本に来たのは20世紀

さらに500年後の20世紀頃(西暦1901年〜2000年)。ようやく日本にも「バレンタイン」が到来します。日本にバレンタイン文化が普及した理由は、企業の経営戦略が始まりであるといわれています。

諸説あるなかで最も有力なのは、1936年(昭和11年)に兵庫の洋菓子屋「モロゾフ」の創業者・葛野友太郎氏が「バレンタインにチョコレートを贈ろう」と提唱した、というお話です。

第二次世界大戦の影響もあり一度は中断されますが、終戦後は再び「バレンタイン文化」を根付かせようとします。

その後、新聞広告や同業他社(お菓子メーカー)の協力もあり、現代では「バレンタインデーといったらチョコレート」というイメージが定着しました。

義理チョコ・ホワイトデーなど日本独自の文化が生まれたのは1970年後半

女性が男性にチョコレートを贈るバレンタイン文化が定着したのは、1970年代後半頃。1980年代前半には、義理チョコやホワイトデーなど、日本独自の文化も誕生しました。

ホワイトデーが始まった起原としては、福岡県の和菓子屋・石村萬盛堂と全国飴菓子工業協同組合が始まりとされています。

バレンタインデーの返礼として、マシュマロやキャンディを贈ろうというプロモーションが実施。1984年には、各地で品物の売り切れが続出するなど、ホワイトデーが一般化した年となりました。

友チョコ・逆チョコなど多様化するバレンタイン文化

プレゼント箱に入ったチョコレート

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2000年代以降は、国内チョコレートの年間消費量の約2割がバレンタインデー当日に消費されるほど国民的な行事となりました

女性から男性に「愛を伝える」といった目的以外にも、すでに交際中の相手や夫婦・会社の上司・同僚、友だちなどに贈ることも。「友チョコ」や「逆チョコ」など、新たな習慣が広まっていきました。

多様化するバレンタインの形。時代とともに「愛情」の形も変化しているのかもしれませんね。

▼【まとめ】日本のバレンタイン文化の歴史

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日本と海外のバレンタインはどう違う?

手を繋ぐ二人の手元、バラの花束

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アメリカのバレンタイン事情

アメリカのバレンタインでは、男性から女性に贈りものをするのが一般的です。女性が喜ぶお花やアクセサリー、メッセージカードなどを贈ったり、ディナーや観劇を楽しんだりします。

日本とは異なり義理チョコという概念はなく、あくまで「本命の相手」に愛を伝えるイベントとして開催されています。

恋人や夫婦、家族など、大切な人と過ごすアメリカ。チョコレート菓子・snickersなどもバレンタイン専用パッケージとなり、盛り上がりをみせます。

一方で、女性側がお返しするイベントやホワイトデーはありません。

イギリスのバレンタイン事情

イギリスもアメリカ同様ホワイトデーはなく、バレンタインデーに男性から女性へ贈りものをします。普段から「メッセージカード」を贈る習慣のあるイギリスでは、バレンタインにも手紙を書く人も多いです。

なかでも、密かに片想いする相手に「匿名」で愛のメッセージカードを作成するといった一風変わった文化も。受け取った人は「もしかしてあの人が贈ってくれたのかも......!?」と甘酸っぱい気持ちになります。

すでに恋人や夫婦の場合は、バラの花束やお菓子、チョコレートを渡すこともあります。

韓国のバレンタイン事情

お花のバスケットとハートマーク

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韓国のバレンタインは、日本と同じく女性から男性へ贈りものをします。本命をはじめ「義理チョコ」なども浸透しており、日頃お世話になっている方にプレゼントすることも多くあります。

大きなバスケットにチョコレートを目一杯詰めて、華やかなラッピングしたものを渡すのが定番です。なかには、15万ウォン(15,000円ほど)の商品も。

また韓国ではホワイトデーもあり、男性から女性へ、ぬいぐるみやお菓子を詰めたバスケットをお返しします。

ホワイトデーは、日本をはじめ台湾、中国などの「アジア諸国」で馴染みのある風習といえます。

イタリアのバレンタイン事情

バレンタインの発祥地とされるイタリア。そんな「愛の国」のバレンタインは、恋人同時で贈り合うことが多いとされます。

プレゼントには、イギリスのように赤いバラやアクセサリーなどを贈ることが多く、なかには"思い出に残るもの"としてディナーや旅行に出かけるカップルも。

2月15日には、シングルの人たちのための「シングルの日」なるものも存在するそうですよ!

▼【まとめ】各国のバレンタイン文化

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バレンタインデーにおすすめなチョコレート5選

1. 「山本山」ちょこはす(ほうじ茶)

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1,404円

カジュアルなギフトとして、また、サブギフトとしても活躍する"ちょこはす"は、海苔とお茶の老舗「山本山」が手がける、れんこんの粉末を使ったチョコレートフレークタイプのお菓子です。フレークとチョコレートの両方には、粉末状の茶葉を練り込んでいるので、最初から最後まで、ほうじ茶の芳醇な香りが楽しめますよ。

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2. 「メリーチョコレート」ファンシーチョコレート

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1,782円

1,000円台でチョコレートをたっぷり楽しみたいなら、こちらの商品に注目。日本のチョコレート専門店として名高い「メリーチョコレート」の個性豊かなチョコが40粒お楽しみいただけるアソートです。ハート型をしたチョコレートや真っ赤なパッケージが、バレンタインの気分をより一層盛り上げてくれることでしょう。

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3. 「中村藤吉本店」濃いめのチョコレート詰め合わせ【2種】

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3,001円

大人の味わいを求める人には、老舗茶屋「中村藤吉本店」が作る"濃いめのチョコレート"アソートがおすすめ。ゴールドを基調としたブックレットタイプのケースには、同店厳選のほうじ茶と抹茶入りの2種のチョコレートが計21枚並んでいます。深い味わいと濃厚な香りが、多くの人に喜ばれること間違いなし。

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4. 「ベルアメール」パレショコラ 10枚

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3,456円

思い出にも残るような美しいチョコレートなら「ベルアメール」の"パレショコラ"はいかがでしょう?こちらの商品では、食感や風味の異なる10枚のチョコレートを味わうことができます。目だけでなく舌でも存分に楽しめる美々しいアソートは、性別を問わず喜ばれることでしょう。義理チョコ・友チョコとしてもおすすめですよ。

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5. 「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」アタンション 16粒入

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6,264円

特別感のあるチョコレートなら、高級チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」の人気ショコラアソートがおすすめ。こちらの商品では、プレーンのダークガナッシュやアーモンド入りプラリネなど、16個の美しいショコラが楽しめます。高級感あふれるパッケージ入りなので、ぜひ大切な人に贈ってみてくださいね。

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年に一度の大切なバレンタインデーにありがとうを伝えよう

時代を超えて紡がれてきた「誰かを想う心」。バレンタインには、チョコレートや贈りものに込められた「人の想い」があります。この特別な日に、大切な人へ「ありがとう」と伝えてみませんか?

バレンタインチョコレート博覧会2024

※商品情報や販売状況は2024年01月30日時点でのものです。
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