お香典返しについて
お通夜や葬儀で故人にお供えいただいた香典のお返しであり、お悔やみいただいた方々へ、
忌明け法要(仏事)を滞りなく終えたことと感謝の気持ちを込めて贈ります。
西日本では「満中陰志」、東日本では「志」が使われることが一般的ですが、
地域や宗派などによって大きく異なります。
お香典返しのかけ紙(のし紙)
-
主に西日本
- かけ紙(のし紙)
・のしなし
・黄白5本結び切り
表書き
・満中陰志 など
・薄墨で記載します
※地域や宗派によって異なります。
お香典返しを贈る時期
仏式では忌明け後に贈ります。
「四十九日」の法要までは忌中ですので、その間は香典返しも控えます。
宗教によって忌明けが異なりますので注意しましょう。
お香典返しの金額
いただいた香典の3分の1から半分程度が一般的です。
お香典返しの好適品
弔事ですので「消えるもの」がふさわしいと考えます。
食べ物であれば、銘茶、紅茶、海苔、お菓子など、
日持ちのするもの、あまり重くないものがよいでしょう。
(不適品)昆布、鰹節、魚介類・肉類など生もの類、華美なパッケージのもの
粗供養について
一周忌などの法要の際に贈ることもあれば、「香典返し」と同じ意味で使うところもあり、
お通夜や葬儀の日に返すものと解釈する場合もあるなど、地域によって大きく異なります。
関西圏では、香典返しは「満中陰志」、
一周忌以降のお供えのお返しは「粗供養」とするのが一般的です。
東日本では、すべて「志」を使用することが多いようです。
粗供養のかけ紙(のし紙)
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主に西日本
- かけ紙(のし紙)
・のしなし
・黄白5本結び切り
表書き
・粗供養 など
・薄墨で記載します
※地域や宗派によって異なります。
粗供養を贈るタイミング
ご仏前へのお供えのお返しの場合は、一周忌法要や三回忌法要など、
法要のときに引き出物のかたちで贈ります。
粗供養の好適品
弔事ですので「消えるもの」がふさわしいと考えます。
食べ物であれば、銘茶、紅茶、海苔、お菓子など、
日持ちのするもの、あまり重くないものがよいでしょう。
(不適品)昆布、鰹節、魚介類・肉類など生もの類、華美なパッケージのもの