“天然に勝るもの”。その秘策は鯛への愛情と高い技術にあり(愛媛県宇和島市「株式会社タイチ」の養殖ブランド鯛“鯛一郎クン”)
“鯛一郎クン”の名前の由来になった、
「株式会社タイチ」代表・徳弘多一郎さん
“花は桜木、魚は鯛”、“鯛は横綱、ヒラメは大関”と称され、めでたい席には欠かせない鯛。伊勢神宮では海の幸を代表するものとして神様にお供えされるほど、日本人にとって古くから大切な存在だ。「株式会社タイチ」代表の徳弘多一郎さんはこの鯛に“おいしさ”という付加価値を見出せるようにしたいと、1990年養殖を開始。鯛の生活にとことん向き合い、愛情たっぷりに育てた“鯛一郎クン”の誕生秘話に迫る。